おや??
海福雑貨の店内で、
何かが起きているようです・・・!!
この前入隊したばかりの若い妖精たちが、
主神になにやら訴えているようです・・・!
一体なにがあったというのでしょうか・・・!?
もう少し近くに行って、聞いてみましょう・・・!
「神よ・・・
昨日、私達が上機嫌で海福雑貨内のパトロールをしていたところ、
不思議な種族を発見したのです・・・!
私達にそっくりなのですが、何かが違うのです・・!
彼らの話を聞いてやってもらえないでしょうか?」
・・海福族にそっくりな不思議な種族。
いったい、どんな種族だというのでしょう・・・!?
「それは大変興味深い出来事だ。話を聞こうではないか。
連れてきなさい。」
「神よ、この者たちです!!」
・・・!!
これは!!
違いが、よく分かりません・・・!
きっと、彼ら同士では「違う」んでしょう・・・!!
「話を聞こう。」
「神よ・・!私達は木の粘土から産まれました。
私達は、素材は違ってもあなたがた海福族と同じなのです・・・!
この地にくれば楽しい暮らしが約束されると聞き及び、
この地にやってまいりました!」
「木の者たちよ・・・。
この地は、ただ居るだけで幸福が約束されるような場所ではない。
ここの者たちは日々、人間達に悪いものが寄り付かぬよう、そして
幸せがもたらされるよう、精一杯の勤めを果たしているのだ。
お前達に、その覚悟はあるのか?
それに、お前達は非常に軽い。その責任の重さを、受け止められるのか?」
「はい、覚悟は出来ております!
確かに我々は低体重です。
しかし、心の強さはあなた方に劣らないと自負しております・・・!
どうか、入植の許可を・・・!」
「・・・入植を許可する。お前達には、【木族】の称号を与えよう。」
・・・!
さすが、主神です・・・!
決断力とフレキシビリティにおいて、右に出るものが居ません・・・!!
【木族】の入植が許可された海福雑貨。
どうやら、一件落着のようです・・・!
おや??
さっそく、海福族たちとの交流が始まっているようです・・・!
楽しそうですね・・・!
皆、嬉しそうにしています・・・!!
素材や生まれ、重さが違っても心は1つ。
私達も、見習いたいものですね・・・!!
海福雑貨の歴史がまた1つ動いた昼下がり。
今日もまた、ゆっくりと太陽が沈んでいくのでした・・・
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